犬よ兎を喰らうがいい

第四章 羊よ、犬に懐くがいい【下】



 「しましょう」と言われて、クニヒトはハッと酔いから醒めた。目の上で蠱惑的に笑うのは、好き同士の、けれど恋人と呼んでいいのかわからない曖昧な関係の男。関係を持ってしまえば、胸を張って恋人と呼べるだろう。だが、クニヒトはひとつ問題を抱えていた。
 クニヒトが人生で初めて抱いたのはライカだった。
 その彼女曰く、クニヒトはへただというのだ。
 ライカは床上手だったが、そんな彼女にへただと言われるのだから相当なのだろう。そんな自分が、さぞや達者であっただろう初代クニヒトのその最愛を抱けるのだろうか。
「もう、恥ずかしいのでクニヒトも脱いでください」
 レポリィドは華奢というか不健康な体でよくそこまでの力が出るなという腕力でクニヒトを椅子から押し倒し、性急にボトムを脱がせた。
「抵抗するか、乗ってくれるか、してくださいよ」
 レポリィドはやや興奮しかけたクニヒトを見ると、迷わず口で淫しはじめた。
「く……」
「ん、は、クニヒト、もしかして久しぶりなの?」
 レポリィドが淫靡に笑う。
「ライカを振って以来、誰も抱いてないし、ひとりでもしてない」
「じゃあ僕に、濃いのください」
「レポリィドも、ずいぶん大胆だね」
「僕はずっと待ってたんですから。誰に抱かれても、考えるのはクニヒトのことなんです」
「どっちの?」
「最近はあなたですよ」
 レポリィドの印象がだいぶ違う。彼は酔うと、タガが外れたように男好きになるようだ。
「んっん、んぐ、ん、」
 喉の深くまでクニヒトを飲み込み、クニヒトが充分な硬さを表すと、レポリィドは迷わずクニヒトの上にまたがった。兎の耳が頬をかすめる。
「いや、レポリィド、まだ無理だろ」
「痛くてもいいので、もう早く抱いてください。もう本当に、欲しくて仕方ないんです」
 蕾が押し当てられる感触と、耳元の熱い吐息、そして酒の残り香に酔わされたこの兎をどうしてくれよう。嫌悪感はないが、できたらもう少しきちんとした形で初めてを迎えたかった。
「どう、したんですか、クニヒト?」
 けれど欲情に潤んだ瞳で見つめられ、どうでもよくなった。この兎を、喰らいたい。
「レポリィド、僕が抱いてもいいんだね?」
「はい、あなたが、欲しい……」
「じゃあ、まず慣らそう。ゴムもしよう。前戯もきちんとしよう」
「そんなに、待てません」
「待つんだ」
 クニヒトが強めの口調で言うと、レポリィドは少し恍惚として「わかりました」と答えた。指示をされるのを好むようだ。
 久しぶりに避妊具を着ける。レポリィドは待てを食らって、クニヒトの背に頬擦りをしている。小さく喘いでいる辺り、自分で触れているのかもしれない。
「レポリィド、正常位でいい?」
「ん、騎乗位が、いい」
 いつもより少しわがままなレポリィドは余計にクニヒトを煽り、「じゃあ自分で慣らして」などと、クニヒトをもいつもよりわがままにさせた。
「クニヒト、ん、クニヒト」
 レポリィドは熱い先走りを指に絡め、奥地を両手の指で見せつけるように開いていく。
「ん、あ、ク、ニヒト、」
 あっという間に指を二本銜え込み、くちゅ、と音を立てるそこはクニヒトを強引にいざなう力があった。
 クニヒトが横たわると、それが決まりきった合図だったように、レポリィドは喜んでクニヒトを再度入口に宛がう。
「待って、レポリィド」
「待てない……クニヒト、意地悪」
「その前に、僕にも指、入れさせて」
 クニヒトがそう言うと、レポリィドは「わがままなんですから」と呟いて、ベッドに投げ出されているクニヒトの手を取る。中指を立たせると、中へ押し込んだ。
「んんぁ……」
 そのまま腰を遣い始め、指は粘膜の絡みつく感触を快楽と認識した。腰が器用にくねる。
「中、本当に気持ちいいね」
「ん、そう……? んっ、ぅんん、」
 腰の遣い方が大きくなり、レポリィドから滴る蜜がぐちゅぐちゅと先程よりも一層厭らしい音を立て始めた。「もういいよ」と言うと、レポリィドは眉を寄せて指を引き抜き、少し身震いした。
「じゃあ、本番、しようか」
「はい、クニヒト」
 男にいきなり入れたとして、本当に気持ちいいのか不安だったが、先程の指の感触で杞憂だったと分かった。気持ちいいものは気持ちいい。ず、と、クニヒトを飲み込んだ奥地はクニヒトを誘い、更に奥へと導くようにひくつく。レポリィドは少し苦しそうに声を出した。
「ん、大き……そんな、大きく、してくれた、んですね」
 少し突き上げるとレポリィドは押し殺した声をあげて、クニヒトの上に倒れこんだ。
「クニヒト、気持ちいい、けど、声、出ちゃうから、あんまり、動かないで」
 兎の耳の感触が肌に擦れると、面白いように体が興奮する。クニヒトはなぜそんな耳をレポリィドがつけているのか知らなかったが、この際なんだってよかった。少なくとも行為が嫌なときにつけるものではないだろう。
「レポリィドがずっと動いてくれるの?」
「はい、僕が、動きます」
「それでイける?」
「僕は、充分ですけど……クニヒトは、イけないって、ことですか?」
「いや、すごく気持ちいいよ」
「ん、じゃあ、いいじゃありませんか」
 レポリィドは軽く唇を舐め、再び体を起こして上下運動を始める。両手で口を押さえているのがたまらなく背徳的で、そそる。声を上げるとお互い粉々になるというだけの理由だったが、扇情的なものは扇情的だ。
「んっん、う、んん、んっんんぅ、」
 レポリィドは絶頂が近いらしく、小刻みな激しい動きを繰り返す。少し意地悪な気分になって、クニヒトはレポリィドの腰を両手でつかみ、押さえつけるようにして緩慢な動きをさせた。
「う、ぁん、クニ、ヒト……焦らさな、で、」
「今イっちゃったら、勿体ない気がして」
「もう、クニヒト、ん、今日、意地が悪い、です」
 レポリィドは文句を言いながらも、体は緩い動きを積み重ねられてその動きに慣れ始め、絶頂が近かった。
「ん、ふぅ、ん、んぐ、ンっ、んんんっんん!」
 レポリィドはがくがくと内腿を震わせ、なんとか声を押し殺して達した。白い濁りが二人の腹に散る。レポリィドは力を抜き、クニヒトの上に倒れこんだ。
「ふっ、ふう、う、フラット、コート……」
 小さく呟くような声だったが、クニヒトの耳はきちんと拾いあげ、欲情に拍車をかけた。
「レポリィド、」
「ん、なんです、か」
「これから、二人きりになったら、そっちで呼んでくれないかな」
「聞こえたんですか」
 びっくりした風にレポリィドは体を震わせる。
「聞こえるよ。耳元だし」
「ん……でも、クニヒトは……僕は、あなたがクニヒトじゃなかったら、こういうこと、していないかもしれないのに」
「でも今、してくれてるだろ?」
 高まったままのフラットコートが煽るように腰を突き上げると、レポリィドはフラットコートの肩を噛んで声をこらえた。
「レポリィド、痛い」
「ん、ごめんなさ……」
「まだイける?」
「もっとしたい、です」
 レポリィドは体を起こし、「フラットコートのこと、イかせるまで、終わりませんから」と、潤んだ目を伏せて言った。
「ん、っは、ぁぐ、ぅんんっ」
 今度は深い動きをされる。達したばかりの体はきつく締まり、時折ひくひくと震えるのが気持ちがいい。
 レポリィドは前髪をかき上げた。慣れた風の所作にフラットコートも大胆になり、レポリィドにキスを求める。
 レポリィドが体を倒し、腰をくねらせながらフラットコートに口づける。キスの間も動きを止めないその腰が悩ましい。
「ふ、さすがに、上手だね、レポリィド」
 フラットコートが息を乱すと、嬉しそうにレポリィドは口角をあげた。
「ん、また、もう一回、イきそ……」
「レポリィド、体、起こしていい?」
「ん、はい」
 フラットコートは体を起こし、レポリィドの背に腕を回した。やはり、首元にレポリィドの息と兎の耳が当たってぞくぞくする。
 絶えず動く腰に手を添え、持ち上げる。
「ンンっ、う、フラッ、っく、あ、」
 すぐ降りようとするが許さず、雁首だけ飲み込ませた状態で二呼吸待たせる。不満げな声があがる。
「あ、あ……や、もう、中に、入れて、フラットコート、っんんん!」
 そして一気に降ろす。中が驚いたように絡みつく。それを繰り返す。
「んっは、あ、フラットコート、だめ、声、もう、だめだから、一回、イかせて……」
「うん、僕ももうイくから」
 レポリィドは安心したようだった。腰から手を離すと、レポリィドのペースで動きが再開される。
「ん、う、ひんっ、っく、んん」
 鳴き声のような声に煽られ、フラットコートは自分が脈打つのを自覚した。深い出し入れで持ち上がった体がすとんと落ち、中が激しくうねる。
「んんんっ! う、んぁう、んん!」
 レポリィドは二度目の絶頂を迎えた。それに反応するように、フラットコートもゴムの中に吐き出す。
「は、はっ、ふ、フラットコート、イって、くれた……?」
「ああ」
「よかった」
 レポリィドがつながりを離す。レポリィドから滴った蜜が糸を引いた。
 そしてレポリィドはフラットコートの隣にぽすんと倒れこんだ。フラットコートも横になる。
「あ、フラットコート、ティッシュ、取ってください」
「うん、はい」
 汚れた腹回りを拭くのかと思いきや、レポリィドはティッシュを鼻に詰めた。
「ちょっと、気持ちよすぎたみたいです」
 鼻腔が切れてしまったのかもしれない。思いのままに抱かれることさえ許さないその『声』というものを、いつの日か存分に高く上げさせて聞いてみたいと思った。
 そうやって、その日は眠りについた。
 翌日、レポリィドは二日酔いの顔で「おはようございます」とクニヒトに言った。
「したの、夢じゃありませんよね」
「ああ、確かに僕はレポリィドを抱いたよ」
「僕、変だったでしょう」
「普段とは違ったけど、よかったよ。僕も、へただったろ。ごめんね」
「全然。また、機会、くださいね」
「レポリィドがいいなら、今日にでも」
 レポリィドは嬉しそうに笑った。
「もし、フラットコート」
「うん?」
「僕も、昨日のお酒のバーに行ってみたいです」
「あ、僕も一緒に行きたい。会員制のバーだから画像や名前を貸してくれれば、申請しておく」
「お願いします。どこにあるんですか?」
「じゃあ、訓練場まで少し遠回りだけど、道だけ教えておくよ。行こう」
「はい」
 代わる代わるシャワーを浴び、軍服に袖を通す。
 そして朝五時のスズメのアラームの中、バー『ケンネル』の前を通ろうとした時だった。
 準備中の札のかかったバーの扉がおもむろに開く。
 中から出てきたシェファードの目が、レポリィドを捉え、見開かれた。
 レポリィドが、「クニヒト……?」と、隣を歩く者ではないクニヒトを呼んだ。
「レポル……」
 レポリィドを認めたシェファードが呟く。数秒考えをめぐらせ、慌ててバーに戻ろうとする。けれどレポリィドのほうが行動が早かった。
「クニヒト、クニヒト!」
 シェファードの背に抱きつき、嬉しそうに「クニヒト」と呼び続ける。
 シェファードも呼ばれるたびに覚悟が決まっていくような顔をし始め、「レポル、クニヒト様、中へ」とバーに招き入れた。
「レポル、素面で話したいから、ソフトドリンクは何がいい? クニヒト様から伺おうか」
「……じゃあ、グレープフルーツジュース、ひとつ」
「レポルは?」
「同じのがいい」
「じゃあ俺も同じにしようかな」
 レポリィドの表情は、暗かった。嬉しそうに『クニヒト』を呼んでいたというのに、この数呼吸で、喜んでいいことではないとわかってしまっていた。
「クニヒト、もしかして、僕に会いたくなかった……?」
「そう、だね、会わないようには、していたよ」
「そっか……ごめんなさい」
 グレープフルーツジュースがカウンターに置かれる。口をつけたフラットコートは、いつもより苦いな、と感じた。
「でも、レポルのことはもちろん心配だったよ。だからこうやって近くで見ていたんだ。でも俺は、レポルのそばに居ちゃいけない。俺はレポルを幸せにできない。レポルのことは好きでも、それ以上にレポルに、あんな力を与えた自分が大嫌いだ」
 レポリィドが、衝撃を受けた顔をする。沈黙が下り、フラットコートの横で必死に辞書をめくるレポリィドの浅い息遣いが、場を満たす。
「僕は、クニヒトをずっと探してた。僕はクニヒトと居て幸せだった。そばに居ちゃいけないなんて、なんでわかるの」
「俺とレポルの関係は、恋なんかじゃなかった。お互い都合がいいように、本能と倒錯が迷っただけ」
 沈黙が下りる。レポリィドは納得していなかったし、フラットコートにもそれが伝わるくらいだった。初代クニヒトも迷い迷いに言葉を選んでいた。
 フラットコートが口を開く。
「レポリィドは……僕が口を挟んでいいことだとも思いませんが、失礼します。確かに迷ったのもあるかもしれませんが、心のどこかではあなたのことを本当に好きだったように思うんですが……あなたは、レポリィドを好きではなかったんですか?」
 初代クニヒトは、少し笑って見せた。空元気という表情の手本のようだった。
「好きでしたよ。お気に入りでした。でも破けてしまった服は修理しないといけませんでしょう」
 隣に座ったせいでレポリィドの表情がうかがえない。
「だから、修理が終わったら、フラットコート様、あなたがトルソーになってあげてください。レポルを活かせるのは、俺じゃありませんでした」
 いつしか、初代クニヒトは二代目クニヒトを『フラットコート』と呼び、自分は『クニヒト』に戻ってしまっていた。けれど、きちんと戻るには、時間が経ちすぎていた。違和感が一人称を犯す。
「なんで、そんなことがわかるの」
 レポリィドがすがるように問う。
「だってレポル、レポルは俺が殺そうとしても死なないんだもの。死んでくれないんだもの」
 レポリィドが「どういうこと?」と遠慮がちに訊ねた。
「レポルを危ない目に合わせたのが俺だっていうのはフラットコート様もご存知ですね?」
「はい」
「俺は、レポルが死んだら一緒に死のうと思っていたんです。それが愛だと、今でも信じています。先日の情報のリークも俺がやりました。死っていうのは何物にも勝る幸せだと、俺は思っているんです。でもレポルは生きたがっていた。それから俺を生かそうとしていた。そこが食い違ったことに気付かないまま長く居すぎて、いつの間にか俺は生きたいと思ってしまっていた。死を幸せとしたまま、生きたいと。自分でもよくわからないんですが」
 クニヒトは一気に話し、グレープフルーツジュースを一口飲んだ。
「でも、レポルはフラットコート様と仲良くやっているみたいだし、レポルはもう大丈夫だなとわかったので、俺は俺で、自分の生き方をします。レポル、幸せになりなさい。俺があげられなかった幸せの、君が望む形を生きていきなさい」
「僕、は」
 レポリィドは言葉を選んで声を震わせた。数秒経ち、クニヒトは「レポル」と遮った。
「フラットコート様と、生きていってくれ。俺は、やっぱり死ぬことが幸せだとしか思えない。そこがレポルと食い違っている。大事なところが食い違っている。だから」
「クニヒト、僕は……僕、は」
 また数秒、居心地の悪い空白が充満した。
「レポル。恋愛を比べてはいけない。刺激の強い恋愛がいいものとは限らない。レポルは、俺と一緒に幸せにはなれない」
「レポリィド」
 フラットコートが呼ぶと、レポリィドは助けを求めるように顔をあげた。
「僕は、レポリィドのことが好きだよ。一緒に生きていきたい」
 それでもレポリィドは納得がいかないようだ。
「あとは時が解決する。フラットコート様、レポルを頼みます。できるだけ普通の恋愛を教えてあげてください。俺は今日はバーを休みます。俺の処分は適当にセンザウンド辺りにおたずねください」
「わかりました」
 『クニヒト』同士は互いを察することができた。フラットコートはクニヒトがレポリィドを幸せにできるとは思えなかった。クニヒトも自分でそれがわかっていた。けれど、レポリィドは少し黙って考えている。
「……クニヒト、僕との恋みたいな迷いのあと、誰かを好きになった?」
 レポリィドが俯いたまま訊ねた。シェファードは驚いた。そのあと、まるで終電を逃し、飲み会をソフトドリンクで済ませたにもかかわらず、ここ十五分間見当たらなかった車の鍵をようやっと見つけたときのような表情をした。
「……ああ」
「そっか」
 軽い返事だった。もう一度、「そっか」と繰り返す。無理矢理に納得しようとしているが、どうにもうまくいかないようだった。
「幸せになるって、難しいね」
 レポリィドはそこで初めて、この酸素の不味い朝に顔をゆがめて泣いた。声も上げず、けれど苦しそうな顔をして、泣いた。なぜ泣いているのかは、今のレポリィドには説明できないだろう。左右が分からなくなるくらい、あるいはアクセルとブレーキを踏み間違えるくらい、レポリィドはこんがらがった想いに混乱して、冷静ではなかった。何度叫び出したいと思ったかわからない。クニヒトは、そんなレポリィドを見て、すぐに目をそらし、ジュースを飲んだ。
「クニヒトは、すぐ死にたいの?」
「もうすぐ死ぬと思うよ」
「僕のことは好きじゃないんだね?」
「そう、レポルのことは好きじゃないよ」
 レポリィドはジュースを飲んだ。
 クニヒトはわざと言葉を補わなかった。
「……レポル、つらいかい」
「つらくない」
「そうか、つらくないか」
 クニヒトの手が少し動いた。叶わなかったが、髪を撫でようとしたのだと思う。そして、もう届かないのだと思い直したのだと思う。フラットコートにはそう見えた。
「じゃあ、フラットコートと、幸せになる」
「そうしてくれ」
 レポリィドがジュースを飲みほし、涙を拭いた。レポリィドとフラットコートはバーを出た。クニヒトも外に出、一礼すると逆方向に歩き出した。
 レポリィドは、まだ息が整っていなかった。この数分で処理できるほど、簡単な問題ではなかった。
 フラットコートも、言葉を探していた。スラムで花を売る少女に頼まれて、コインを落としたのだ、探してくれないか、とても大事なコインなんだ、と、だだっ広い砂漠に立たされているような気分だった。

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